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01サーファー

■主な用途

 2006年に、中古で販売されていたこのキャンピングカー仕様のハイエースを購入しました。子供たちとの思い出作りのキャンプ、車中泊の旅に使っています。標準サイズのハイエースですので、通勤など通常使用も何の不都合もなくこなしてくれます。そのうえポップアップルーフ(※1)なので、ひとたび屋根を上げれば広々とした室内空間が出現、使い勝手も抜群です。

■ハイエースへのこだわり

 実際にこのクルマを使っているうちに、わが家の使用スタイルでは不便さを感じる部分がいくつか出てきました。そのたびに少しずつ改善を進めていましたが、きりがないのでついにリア部の装備をすべて下ろし、DIYにて改造してしまうことにしました。
 ポップアップルーフはそのまま残し、座席、ギャレー、ベッド、電装関係に至るまで、すべてDIY!このレイアウト変更により家族5人が快適に車中泊などを楽しめる仕様になりました。
 ポイントは子供用に2段ベッドが使える状態で座席が確保でき、かつキッチンが使えること。また、ポップアップルーフ部分のベッド+2段ベッド+フロアベッド(座席をベッドへ組み替えて作る)の3段構造が可能なこと。ポップアップ部分を利用しなくても大人5人が寝られる構造になっています。
 もちろん、車内にも荷物スペースを確保してありますが、車外後部には取り外し可能な大容量BOX及び自転車用のキャリアを設置。リアラダーへは、ゴミ箱にも使えるBOXを固定しています。ポップアップルーフの上部へはソーラーパネルも設置、オリジナルの旅グルマを製作しました。しかし、さらに使いやすくなるよう現在も日々改良中です!

■ハイエースにまつわるエピソード

 改装時、CAD(※2)にて室内レイアウトを何パターンかデザインし、これまで実際に使ってきた経験から、どのスタイルが一番いいのかをあれこれ検討。レイアウトが決まったところでDIYで製作しましたが、その間約2カ月ほどはクルマの使えない状態が続き、キャンプもキャンセルになったりと、家族には迷惑をかけました。
 しかし結果的には◎。この改装の結果、移動中、ダイニングスタイル、車中泊、それぞれの使用時のスタイル変更も短時間で行えるようになり、旅行の際などオリジナルよりずっと便利で使いやすいクルマになりました。また、標準サイズのハイエースなので取り回しもよく、とても気に入っています!

■クルマとしての魅力、性能について

 今まではずっとガゾリン車に乗ってきましたが、このハイエースが初めてのディーゼル車です。これまで「ディーゼルは遅い、うるさい」というイメージがありましたが、乗ってみてびっくり!ガソリン車同様とまでは言いませんが、ぜんぜん不満はありません。走りに関しては、むしろディーゼルのほうがトルクがあって乗りやすいといった印象です。軽油ですので燃料費も安く、燃費もリッター10km程度と意外とよいのでびっくりしました。
 いろんな装備を搭載していることも忘れてしまうくらい、よい走りをしますよ~。選んで正解です!

※1 アコーデオンのような形式でクルマの屋根の部分が上方に持ち上がる構造になっているもの。屋根全体が水平に上に持ち上がるタイプと、屋根の一方を支点にして片側だけが斜めに持ち上がるタイプがある
※2 computer aided designの略で、コンピューターによる設計支援ツール。または効率化を目的にコンピューターを駆使して行う設計・デザイン手法


子供たちとの思い出作りのキャンプ、車中泊に使っています

ポップアップルーフだけを残し、座席、ギャレー、ベッド、電装関係に至るまで、すべてDIY

ポイントは、子供用に2段ベッドが使える状態で、座席が確保できてキッチンが使えること。

ポップアップ上部へはソーラーパネルも設置
ポップアップルーフ部分のベッド+2段ベッド+フロアベッド(座席をベッドへ組み替えて作る)の3段構造が可能なこと
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