■主な用途
オフロードバイク用のトランポ(※1)として、また夫婦共通の趣味であるスノーボードやキャンプでも活躍。ふだんは通勤にも使用しています。
■ハイエースへのこだわり
じつはこのクルマ、初購入のマイカーです。趣味でバイクのエンデューロ競技(※2)に参加しているのですが、以前はクルマがなかったので会場への移動はもちろん自走。競技後は疲れた体で再び自走にてヘロヘロになりながら帰路についていました(笑)。
バイクをトランポに積んで参加しているエントラントを横目で眺めながら、「いつかこんなクルマを作るぞ!」とハイエースのトランポにずっと憧れていました。そして頑張って購入資金を貯め、ようやくこのクルマを手に入れることができました。
トランポ製作は雑誌で知ったオグショー827に依頼。さまざまなシーンで使えるよう「ベッドパッケージTYPE-Ⅱ」をベースに、愛用のバイクに合わせてカスタマイズしてもらいました。たとえば、室内両サイドのボックスはバイクのステップが引っかからないよう標準より低くし、幅もタイヤハウスぎりぎりまで薄くしたので、バイクを2台積むことができます。
さらに、スライドドア部分のフロアを延長し、床の下に靴置きスペースを作りました。足もとを照らすライトも装着したので、夜も安心です。雨の日でも窓を開けて換気ができるよう、セカンドシートの窓にベントルーバーバイザーを装着しました。
当時カノジョだった妻には、シートの色味を選んでもらいました。黒ベースに赤いラインが入った、ちょっと大人っぽい組み合わせです。マッドブラックのホイールにも、シートに合わせて赤と白のポイントを入れてみました。
■ハイエースにまつわるエピソード
新婚旅行は、このクルマで大分〜東京を往復しました。友達からは、「はぁ? お前らバカだろ?」って言われましたけどね(笑)。1週間かけての大移動でしたが、ベッドを展開したままだったので疲れたらすぐ横になって休めるし、適当なところで車中泊もできたため、想像していたよりずっと快適でした。
山梨や横浜、千葉に京都など、行きたかった所をすべて制覇したので、2人にとって忘れられない新婚旅行になりました。そんなことが実現できたのも、このクルマのおかげだと思います。
■クルマとしての魅力、性能について
アウトドア派のボクら夫婦にとって、このクルマはもう手放せないほどかわいい存在です。購入してから3年になりますが、エンデューロ競技に参加して車内が汚れた後などはとくに念入りに洗車するなど、ほんとうに大事にしていますよ。
※1 トランスポーターの略。人や荷物などの運搬具を指すが、クルマの用語としては荷物の運搬に適した車両を指すことが多い
※2 長距離で競われるバイクの耐久レース