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01サーファー

■主な用途

 今から50年以上前のことになりますが、私は女性としては珍しく、23歳でクルマの免許を取得しました。そのとき従事していた仕事の関係で、施設の子供をクルマに乗せるために運転免許証がどうしても必要だったからです。
 当時仕事が忙しく、気付いたら自分の子供は放りっぱなし。それではいけないと、免許証を持っていることを生かし、家族が一緒に過ごすためのキャンプを始めたのは40年ほど前のことでした。

■ハイエースへのこだわり

 初めて所有した愛車はパブリカ、乗用車+テントのキャンプでした。それからいろいろなクルマを乗り継いで、退職金で1994年3月に購入したのが現在のハイエースです。建築家だったパパ(稔)が、自宅近くにあったキャンピングカービルダーの「ゼック」と相談。車両後方に冷蔵庫とシンクを対面に配置、その周りには食器を入れるための収納、ほかにもたくさんの収納を作ってもらい、それらの表面は室内張りのようなデザインにして、スタイリッシュなキャンピングカーを作ってもらいました。

■ハイエースにまつわるエピソード

 石川県オートキャンピングクラブの集まりだけでも年6~10回はキャンプしています。白山スーパー林道は今でも毎月のように走っていますが、運転は昔から妻の私。炭火焼き料理、野点、自宅の庭から採った季節のハーブティーなどが、キャンプでの楽しみです。外国のお友達もたくさんできました。
 ところが、あるときパパがガンを患い倒れてしまいました。普通なら出歩くこともできず寝たきりで閉じこもってしまうところですが、このクルマなら後席がフルフラットになり、いつでも横になれるのでパパも外に出かけることができます。海へ行っては散歩、海を見ながらお弁当を食べ、そして疲れたら木陰に止めて昼寝します。

■クルマとしての魅力、性能について

 ハイエースは19年乗り続け、これだけ乗っていても疲れないし、壊れない。それに加え、構えなくても乗れる気軽さがあります。キャンプだけでなく、普通乗用車では載せられない荷物を運ぶこともできるので、ご近所の方の役に立つこともあります。さらに、シート位置が高く景色がよく見えるので、近所の奥さんたちを乗せたときも喜んでもらえます。
 ハイエースはキャンプだけでなく、家庭のことをすべてよい方向に導いてくれました。ハイエースがなかったら困るし、ハイエースには本当に助けられています。ハイエースは「家」でもあるけれど「家族の一員」のような感じです。まだまだ元気ですが、「もう年だし、運転は危ないからダメ、乗ったらいかん」って、周りに言われるまで、我が家ではハイエースを乗り続けます。

炭火焼き料理、野点、自宅の庭から採った季節のハーブティーなどが、キャンプでの楽しみです

石川県オートキャンピングクラブの集まりだけでも年6~10回はキャンプしています
後席はフルフラットになるのでいつでも横になれます

    車両後方に冷蔵庫とシンクを対面に配置し、周りには食器入れの収納
ハイエースは19年乗り続け、これだけ乗っていても疲れないし壊れない
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