■主な用途
キャンプをはじめとするレジャーユース、トランポ(※1)として使っています。
■ハイエースへのこだわり
必要な物を速く、どんな所にでも運ぶことができる。もちろん言うまでもありませんが、人もたくさん乗れる……。そう、SF人形劇でおなじみの「サンダーバード」に登場する超高速原子力輸送機サンダーバード2号をイメージしてこのクルマを製作しました。
まず、ワゴンとトランポの機能を両立させるために、シートはサプリオバタフライシート(※2)を装着。ソーラーバッテリーシステム+走行充電システムを採用し105Ahサブバッテリーを4個搭載。ルーフキャリヤにサイドオーニング(※3)、BS対応システムも取り付けました。もちろんオーディオは5.1chサラウンドです。足まわりはダンパーをランチョ(※4)に変更、車高を稼ぐために若干リフトアップ、ホイールもインチアップしています。極めつけはウインドーで、右サイドはワゴン用のものを取り付けました。
■ハイエースにまつわるエピソード
エピソードといえば、なんといっても15人乗りに変更したので、ナンバーを取得するまでかなり苦労したことことですね。
私は冬の北海道で1カ月以上もキャンプをすることがあり、またカヌーの趣味もあるので、クルマにはFFヒーター(※5)とボディのリフトアップは欠かせませんでした。BS対応システムとソーラーバッテリーは購入後7年目に装着しました。長期滞在時のことを考慮してのことです。
■クルマとしての魅力、性能について
とにかくよく走りますし、すごくタフなクルマです。多い年には7万km走ったこともあります。今年(2012年)の5月で購入して7年になりましたが、走行距離は30万kmに達しました。バイクも所有していますが、こちらも走行距離は16万km。平均するとハイエースとバイク両方で年間約6万kmを走っています。
私と同じ仕様のハイエースを今作ると1000万円はかかりますよ! スーパーロング4WDのディーゼルは、欲しくてももう買うことができませんからね(※6)。
※1 トランスポーターの略。人や荷物などの運搬具を指すが、クルマの用語としては荷物の運搬に適した車両を指すことが多い
※2 座面と背もたれが蝶の羽根のように閉じたり開いたりする。シートは通常スライドレール上にセットされ、たたんでスライドさせるとコンパクトに収納できる
※3 キャンピングカーやトレーラーのボディサイドに取り付けられた日よけ、雨よけのための装置。タープの役目を果たす
※4 アメリカのパーツメーカーで、とくにオフロード用の高性能ショックアブソーバー(ダンパー)として高い人気を持つ
※5 燃焼時の吸気と排気が車外で行われ、車内の空気をクリーンに保ちながら暖めてくれるヒーター
※6 2007年8月のマイナーチェンジでスーパーロングの4WD仕様の設定は廃止された
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