■主な用途
遠出やキャンプなど、休日を楽しく過ごすために使っています。
■ハイエースへのこだわり
以前から車中泊をしつつ、行き先を決めない気ままな旅を楽しんでいました。そのためこれまで1ボックスカーを乗り継いできましたが、もっと快適に車中泊をしたいと思い、ずっと気になっていたハイエースを購入しました。
当初はビルダーが製作したキャンピングカーも選択肢に入っていましたが、自分が使いやすいように、そして1台しか存在しないオリジナルなハイエースを手に入れたいと思い、すべて自分で製作することにしました。ハイエースはボディタイプや乗車人数などバリエーションが豊富な分、どれにするかいろいろ悩みましたが、検討した結果、室内スペースが一番広いスーパーロングを購入することにしました。
■ハイエースにまつわるエピソード
快適な車中泊が楽しめるように、断熱、給排水設備、収納、天井照明などいろいろ検討しました。車内は、照明をアンバー系のLEDに、家具類はベージュ系のレザーと木目調シートでコーディネートしてみました。キャンプの荷物が多くなっても室内を広く使えるように、ベッドの下を収納スペースとしています。
20リットルの給水タンクはシンク下に設置。排水タンクは普通その隣に置きますが、排水タンクを室内に置くのは気に入らなかったので、車体の下に設置できる排水タンクを製作しました。コックを開くと簡単に排水できるようになっています。サブバッテリー、インバーター(※)、換気ファンの設置、そしてオートキャンプのときに便利なように外部電源を接続できるようにしました。
しかし、このクルマはあくまでもバンですので、設備類はすべて車両に固定せず工具を使わずにすぐに取り外せるように工夫しています。例えば断熱材を施工する際にはフレーム内にアルミベースのステー(支柱)を作り、収納類すべてをはめ込みと蝶ネジで仮固定できるようにしています。床板も両面テープで留めているだけですが、サイズをぴったり合わせることでビクともしません。
■クルマとしての魅力、性能について
どこに行ってもこだわりのあるハイエースをよく見かけますので、“いかにもバン”に見えないように外観にも手を加えています。
出先でハイエースのオーナーによく話しかけられますが、これもハイエースならではのことでしょう。
燃費に関しては思っていたより良好で、この大きな車体でよく走ると満足しています。唯一の泣き所は小回りがきかないということくらいですね。
※ 直流電力を家庭で使用するような交流電力に変換する装置
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