■主な用途

　四季を通じて、車中泊、キャンプなどを楽しんでいます。また、内装や装備について使いやすいようにＤＩＹで仕上げていくことも楽しみのひとつです。

■レジアスエースへのこだわり

　いわゆるキャンピングカーではなく、アウトドア用の遊び道具をしっかり積めて、そして車中泊もできるクルマが欲しくてこのレジアスエースを購入しました。製作についてはすべてビルダーに任せるのではなく、自分でも作り込んでいける楽しみを残した状態でプランを立てました。この最大のメリットは自分の用途に合わせて作り込めるところです。なにせ季節ごとに遊びの内容が違います。積む荷物の量、サイズも変わってきます。そこでその都度、架装が変更できるようにするには……自作による小まわりのきく対応しかないと思いました。
　架装品以外でもいろいろとアイデアを盛り込んでいます。たとえば冬場に重宝するＦＦヒーター（※1）ですが、使わない時期に車外に設置したホース内に蜂の巣を作られた、と言う話を聞いたことがあるので、車外ホースの出口にネットをつけて、虫などが中に入ってこられないようにしています。それと温風の出口は配管の継ぎ手を流用して360度回転する温風ダクトを作りました。暑すぎるときは向きを変えたり、スキーの後など、乾かしたいものがあるときには集中して温風を当てたりできるので便利です。
　あと、夏場について。風が抜けるように網戸を装備しているクルマは多いですが、網戸だけでは抜けもイマイチ。そこで使えるのがネッツ静浜のアスクさんでも扱っているボーンバー（※2）。バックドアを少し開けた状態でロックができます。これなら就寝中も開けておけるので寝苦しさが軽減できます。

■レジアスエースにまつわるエピソード

　今年の初め、白馬へ出かけたときに車中泊をしましたが、快適に就寝でき現地では思いっきり遊ぶことができました。帰り道では温泉に入り、そして車内で仮眠。そのまま朝から仕事に行きましたけど、不安なく働くことができました。また、仕事帰りに地元の天竜川の河原にクルマごと入り、そこで夕日を見ながらコーヒーを飲むのも最高です。が、そのまま寝てしまい、翌朝そっと家に帰ったこともあります。

■クルマとしての魅力、性能について

　車中泊用のクルマとして何台か乗り継ぎましたが、どれもなにかしらの不満点がありました。しかし、このレジアスエースは正解。２人がゆったり寝られて道具もしっかり積める。まあ、乗り心地に関しては商用車そのものですが、自分としてはとてもいい遊び用のクルマだと思っています。

※1 燃焼時の吸気と排気が車外で行われ、車内の空気をクリーンに保ちながら暖めてくれるヒーター
※2 リヤゲートを少し開けたままロックできるパーツ。セキュリティを確保しつつ効率よく車内の換気を行える