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01サーファー

■主な用途

 愛犬を連れての旅行に使っています。

■ハイエースへのこだわり

 わが家は犬が6匹。それもハスキー犬、甲斐犬などなかなかの面々で、旅に出かけるのがなかなかの苦労でした。以前所有していたSUVでは、後部座席の背もたれを折りたたんで前席から後ろはすべて荷室としていましたが、それでもその空間は犬のケージで満杯。ドライブしているときはまだいいのですが、犬に餌や水をあげるとなると……、身をかがめて右後部&左後部ドアからあげたり、リヤゲートを開けてあげたりと、それは大変でした。
 車中泊時は、後ろがゲージで満杯なので運転席と助手席はリクライニングもできず、そのままの状態で寝る始末。旅から帰るとグッタリ! という状態でした。
 なんとかしなくてはということでクルマの買い換えを計画しましたが、車種選びのポイントはとにかく「犬6匹を連れての旅を最適にこなせる」ということ。
 検討の結果、ハイエースをベースにしたトイファクトリー(ビルダー)のキャンピングカー「GT」に決めました。
 このクルマはもともと後部に2段ベッドがありますが、そこを改造してもらい犬のケージを6個配置しました。ケージがリヤゲート部に集中していますので、餌&水やりも身をかがめることなく楽勝です。散歩へ連れ出すときも、ケージに入れるときも1箇所で完結。就寝時はフラットなベッドで体を伸ばして寝ることができ、そのうえ人と犬の空間を分離するレイアウトで快適です……、しかし“問題”があました(これは後述します)。
 足まわりで変更したのは、リヤサスをツインショックにしたことと、ホイールのインチアップを行ったこと。室内では、ノーマルのシートがどうしても体に合わなかったのですが、それをビルダーの薦めでブリッド(※)に交換しました。さらにフットレストも付けました。

■ハイエースにまつわるエピソード

 さて、前述の“問題”について説明します。犬のケージですが、クルマの発進、停車時に不用意に動かないように安定性を確保する(しっかり固定する)必要があること、と同時に掃除する際の取り出しやすさを兼ね備えていなければいけないことです。この2つを両立させることは大変でした。ホームセンターに連日通い、車内の寸法を測ってはメジャー片手に店内をウトウロ、そしてまた車内を眺める……の繰り返しで、クタクタになりました。構想を練りに練り、資材を購入し、工具を借りて自分で加工。1週間かけてようやく思い通りの仕様が完成しました。

■クルマとしての魅力、性能について

 ハイエースは豊かな人生を送るには最高のパートナーです。そして世界を広げてくれるクルマです。いつでもどこへでもみんなで行けるクルマ! 大いに人生を楽しみたいものです。

※ ブリッド(BRIDE)はレース用をはじめスポーツタイプの自動車用シートのメーカー。200系ハイエースに装着可能な製品もラインアップ

リヤゲートを開けたところ

水やり

外観

犬を取り出す

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